はじめに

当院では、逆流性食道炎に対する内視鏡治療を行っています。

逆流性食道炎とは

逆流性食道炎とは、胃の内容物(主に胃酸)が食道へ逆流することによって、食道の粘膜に炎症が起こる病気です。近年、生活習慣の変化により、逆流性食道炎の患者数は増加傾向にあります。
逆流性食道炎では、以下のような症状がよくみられます。

  • 胸やけ(胸のあたりが焼けるような感じ)
  • 呑酸(どんさん)(酸っぱい液体が口まで上がってくる)
  • のどの違和感や声のかすれ
  • 慢性的な咳や喉の痛み

逆流性食道炎の原因

  • 逆流性食道炎は、以下のような要因によって起こりやすくなります。
  • 脂っこい食事や過食、早食い
  • アルコールや喫煙
  • 加齢や肥満による胃の圧力上昇
  • 食道下部括約筋(胃と食道の境目の筋肉)のゆるみ

対象

逆流性食道炎に対して薬物療法(胃酸を抑えるお薬)が効きづらい方や、何度も繰り返す患者さんが、内視鏡的逆流防止粘膜切除術の対象になります。
本治療で効果がきちんと得られるかどうか、まずは当院で精密検査を行います。

内視鏡的逆流防止粘膜切除術(ARMS)とは

内視鏡で胃と食道のつなぎ目の粘膜を切除して、修復過程で狭くなることを利用して、逆流を防止します。
体の負担が少ない治療で、多くの方で症状改善がみられ、お薬が不要となる方もみえます。

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