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診療体制

胆嚢の腹腔鏡手術

適応・変遷

腔鏡手術は1987年にフランスで胆嚢結石症の患者さんに臨床応用されてたのが始まりです。その後、この手術は爆発的に世界中に広まりました。日本では1990年に第一例目が行われており、今や開腹胆嚢摘出術にかわって胆石症や胆嚢ポリープの手術の第一選択となっています⑤⑥。当院では1991年にこの術式を導入しこれまで総手術件数は約1500例です④。

図⑤

通常の腹腔鏡下胆嚢摘出術はお腹に4か所の穴をあけて行います

図⑥

図⑦

単孔式の腹腔鏡下胆嚢摘出術はお腹に1か所の臍のキズだけで行います

図⑧

図④

また、2009年からはお臍の1つの傷から手術器具をお腹の中へ挿入して行う単孔式腹腔鏡下胆嚢摘出術を導入し、これまでの手術件数は200例を超えています。小さな傷が1つになったことで患者さんの傷跡が小さくさらに目立たなくなりました⑦⑧。

お腹の中に強度の癒着がある方、また胆嚢に炎症が強度にある場合は従来の4つの傷で行う腹腔鏡下胆嚢摘出術あるいは開腹での手術となることがありますのでご相談ください。

実際に胆嚢の腹腔鏡下手術でどんなことを行うの?

お臍の傷とみぞおち、右の助骨の下に2か所の穴をあけて手術を行います(単孔式の場合は、臍の傷1か所で行います)。胆嚢は肝臓にくっついてる臓器です。また、胆嚢は胆管に管でつながっています(これを胆嚢管といいます)。手術では胆嚢管を特殊な器具で処理をして切り離します。あとは胆嚢に栄養を送っている血管を処理して、肝臓から剥がし落とすようにして胆嚢を取り出します。体の中から取り出すときは臍の傷を使用します。胆嚢が大きかったり、胆石が大きかったりして出にくい場合は少し傷をひろげます。これを腹腔鏡で行うのが胆嚢の腹腔鏡手術です③。

図③