脂質異常の食事療法のポイント
適切なエネルギー量を摂取する
							自分の身体に必要なエネルギー量を摂取しましょう。
							1日に必要なエネルギー量は[身長(㎝)×身長(cm)×22]×25~30kcalで求められます。
						
揚げ物や油物は控えめに
							揚げ物や油物は高カロリーです。食べる頻度、食べる量には注意しましょう。
							マヨネーズやゴマダレ等も油脂が多く含まれるため摂り過ぎには注意しましょう。
						
肉ではなく魚中心の食生活
							肉に含まれる脂よりも魚に含まれる脂の方が身体に良いです。
							魚中心の食事を心掛けましょう。
						
 
					野菜・キノコ・海藻類はたっぷり摂取する
							食物繊維が豊富に含まれています。生野菜の場合は両手に一杯、火を通した場合は片手に一杯を目安に摂取しましょう。食物繊維はコレステロールの排出を促進してくれます。
							キノコ・海藻・こんにゃくはカロリーが低いため、上手く取り入れボリュームを持たせると満足感がUPします。
						
病状に合わせた食品の注意点、食品の摂り過ぎに注意
高トリグリセライド血症
- 糖質を多く含む菓子類、清涼飲料はやめましょう。
- 果物、穀類の摂取を適量にしましょう。
- アルコール飲料は止めましょう。
- 魚類を食べる回数を増やしましょう。
低HDLコレステロール血症
- トランス脂肪酸のとり過ぎに注意しましょう。
- サフラワー油やコーン油等に偏らないように注意しましょう。(エネルギーは他の植物油と同じです)
高LDLコレステロール血症
- 鶏卵、レバー、いくらなどにはコレステロールが多く含まれます。食べる量に注意しましょう。
- コレステロールの高い方は1日200㎎以下が目安です
 
						嗜好品やアルコールには注意
							菓子類・清涼飲料水・アルコールの摂り過ぎは中性脂肪を高めます。
							摂取する場合は量やルールを決めましょう。
						
男性:アルコール20g以下、女性:アルコール10g以下
 
						適度な運動の習慣を
							適度な運動は中性脂肪を下げ、HDL(善玉)コレステロールを高めます。
							散歩やジョギングなどの有酸素運動を1日30分以上行うことが理想的です。
							有酸素運動に加えて筋トレを行うことでより効果が得られます。
							無理のない範囲で継続的に行うことが出来る運動を毎日続けましょう。
						
- 
								 有酸素運動 
- 
								 筋トレ 
監修:藤田医科大学ばんたね病院 内分泌・代謝・糖尿病内科 教授 椙村益久
 
			
 
									