患者さんの動向
延べ外来患者数
延べ外来患者数は年間約3万人規模で安定して推移しており、継続して多くの患者さんにご利用いただいています。今後も地域医療の窓口として、安心して受診いただける体制づくりに努めてまいります。
初診患者数及び紹介患者数
紹介患者数は全体の約5~6割で安定して推移しており、地域医療機関との連携が継続的に機能していることが示唆されます。初診患者数についても大きな変動はなく、安定した受診動向が維持されています。
延べ入院患者数
延べ入院患者数は年々増加傾向にあり、2024年以降は2万人を超える水準で推移しています。今後も安全で質の高い入院医療の提供に努めてまいります。
平均在院日数
平均在院日数は、2024年に地域包括ケア病床を増床したことに伴い、やや延長しています。これは在宅復帰支援や療養調整を担う患者さんの受け入れが進んでいるためです。引き続き、急性期から在宅復帰まで切れ目のない医療提供に努めてまいります。
消化器内科部門
上部消化管内視鏡検査
上部消化管内視鏡検査は年間約9,000件を実施しており、地域の中核的役割を担っています。経鼻内視鏡を中心とした負担の少ない検査と高い専門性により、質の高い内視鏡診療を提供しています。
上部消化管内視鏡治療
上部消化管内視鏡治療では、EMR(内視鏡的粘膜切除術)に加え、早期がんに対するESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を積極的に実施しています。病変の大きさや広がりに応じた適切な治療選択を行い、臓器機能を温存しながら根治性の高い内視鏡治療を提供しています。
下部消化管内視鏡検査
下部消化管内視鏡検査は年間3,500件以上を実施しており、大腸がんの早期発見に努めています。専門性を活かした精度の高い内視鏡検査と、苦痛に配慮した検査体制により、安心して受診いただける診療を提供しています。
下部消化管内視鏡治療
下部消化管内視鏡治療では、EMR(内視鏡的粘膜切除術)を中心に、早期大腸がんに対するESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)にも対応しています。病変の大きさや性状に応じた適切な治療選択を行い、低侵襲で根治切除を目指した内視鏡治療を提供しています。
大腸CT(大腸仮想内視鏡検査)
大腸CT検査は年間約2,000件実施しており、内視鏡検査に不安のある方や、内視鏡の挿入が困難な方にも対応しています。当院は日本でも最初期に大腸CT検査を導入した施設として、豊富な経験と専門性を活かし、大腸がんの早期発見に努めています。
消化器外科部門
総手術件数
当院では安全性を最優先に、適切な手術適応を慎重に判断しています。紹介患者さんを中心に、毎年安定した件数の手術を行っています。今後も地域の中核病院として、安全で安心できる手術医療の提供に努めてまいります。
全身麻酔
手術全体の良性・悪性の内訳です。当院は消化器専門病院として、がんなどの悪性疾患の手術に加えて、ヘルニアや胆石などの良性疾患の腹腔鏡手術も多く行っています。適切な診断と適応判断のもと、安全性を重視して対応しています。
悪性・良性の別
手術症例数
2025年度の手術症例は腹腔鏡手術を中心とした構成で、腹腔鏡下そけいヘルニア手術、腹腔鏡下大腸手術、腹腔鏡下胆嚢摘出術が中核を占めています。低侵襲手術を基盤とした診療体制のもと、胃・肝・膵領域を含め多様な術式に対応しています。各症例は適切な術式選択と周術期管理のもと、安全性に配慮して実施しています。
胃腫瘍切除
胃の手術における術式別の推移です。腹腔鏡手術が主体となっており、低侵襲手術を基盤とした治療を行っています。各症例は適切な術式選択と周術期管理のもと実施しています。この分野では第一人者である藤田医科大学教授・宇山一朗先生をお招きて、実際に手術執刀や技術指導をいただいております。
大腸腫瘍切除
当院の胆嚢摘出術は、安定した症例数で推移しており、腹腔鏡手術が大半を占めています。低侵襲で安全性の高い治療を提供しています。
胆嚢摘出術
鼠径ヘルニア手術
2023年10月に尾張そけいヘルニアセンター開設後、紹介症例を含め手術件数は増加傾向にあります。術式選択においても、従来からのそけい部切開法に加え、腹腔鏡手術も積極的に行っています。患者さんの状態・ご希望にあわせて、適切な治療法を選択し、安全性の高い治療を提供しています。